部下に試されるとき!

部下に試されるとき!

チームを持つことに・・・

私は通信業の営業を20年間
やっておりました。
 
トップセールスになった
実績より、その後チーム
持つことになりました。
 
もともと入社した時より、
当時の男性比率が非常に高く
95%は男性でした。
 
その中でチームを持つと
言っても、勿論全員、男性です。
 
私よりも年齢が上の人
何人かいます。
 
右も左もわからない営業経験が
ない人もいれば、
多少、他社で商品は違えど
営業経験がある人もいました。
 
 

ある日の反発部下からの提案!!

そんな時に、
「今日から私がリーダーです。
チーム一丸となり、目標達成を
していきましょう」
 
とお話をしても、横を向いていたり
全然聞く耳を持たない人
中にはいました。
 
ある時、チームの中の
聞く耳を持ってくれない3名の部下から
こんなお話をされました。
 
「リーダーさん、市場に同行を
して、契約が取れるところを
見せて欲しい。
 
そうだなぁ~!
僕が1週間前に断られた○○さん
のお宅がいいな。
 
僕たちは3人くらいで後ろで勉強
させてもらいます。」
という提案がありました。
 
私はリーダーとしての素質を
試されているな!
 
 
そして認めてもらうには、
皆を引き連れて
1週間前にお断りを受けたお宅に
伺い、契約をいただくことを
引き受けました。
 
 
その部下たちは、
「1週間前に断ったばかりの
お客さんだ、どうせ、契約なんて
とれっこないさ」
半ば鼻歌交じりです
 
 

決戦の時!!

さぁ~~、戦いのゴングが
なりました。
 
 
私も負けていられません。
 
 
には、お断りをしたばかりのお客様
そして後ろには3名の部下たち
真ん中には、私・・・
 
 
板挟みとはよく言ったものです。
 
 
 
部下たちは、私が一所懸命に
お客様とお話をしているうちに
3人でひそひそと、何か話
し始めています。
 
 
 
暫くお客様とお話をしている内に
お客様より
「そうか、話はよ~~くわかった、
あなたから契約をしたい、
加入したい
 
ニコニコとされ、契約になりました。
お礼をお伝えし、玄関を後にしました。
 
 
外に出てから、部下の3名が
私に言います。
 
「いつの間に契約になったんですか?」
 
)「今、あなたたちの目の前で、
契約になったでしょ。
 
あなたたちは、どうせ契約なんて
取れないだろうとひそひそ話をして
ましたね。
 
その隙に契約になったのですよ。」
 
部下の皆は、互いにバツ悪そうに、顔を
見合っていました。
 
 

部下と心が通じ合った時・・・

翌日、3名から
「リーダー、昨日の件、申し訳ありません
でした。どのように契約になったのか、
よく見ていませんでした。
僕たちあれから、反省会を開きました。
いじめるようなことをして、3名も一緒に
同行をすれば、お客さんも
びっくりするし、最低のシチュエーションの
で、僕たちに教えようと額に汗して
一生懸命な姿勢を見て
本当に自分たちが情けなかったと
反省をしました」
と言ってくれました。
 
 
その時、私の心はこう思っていました。
根はいい奴なんだな・・・
相手の立場に立ってみれば、
そりゃそうだろうな、殆ど男性ばかりの中で
どうして、この女に使われなきゃ
ならないんだと思うよなー)
その場で叱ることは出来ますが
まず、部下に考えさせました。
 
私は「人を上手く使う」
よく言いますが、私はそういう
考え方ではなく、
「部下の力になりたい」という
スタンスで、コミュニケーションを
取る事により、
気持ちが通じ合いました。
 
それからは、指示を待たなくても
自ら動くチームとなり
 
その後は日本一の成果を誇る
チームにもなりました。
 
さて、どうして1週間前に
断られたお客様から
契約になったのかは
長くなりましたので、
別の機会にお話をしますね。
  
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